†聖書からのメッセージ†

みなさん こんにちわ。

聖書からのメッセージを書いていますので、良かったら ご覧になってください*


題《敵を愛すること》


『自分の敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい。』(聖書)


皆さんにとって、敵とはどういう人のことでしょうか
私達にとって敵とは、自分を攻撃する人、自分にとって嫌な存在の人のことかもしれません。

私達は、誰かから攻撃された時、その相手に対し 怒りや憎しみの感情を覚えることがあります。

けれども、この怒りや憎しみの感情は、相手よりも むしろ私達自身の心にマイナスの影響があるという話を聞いたことがあります。
私達は、相手をゆるせた時初めて、この怒りや憎しみから解放され、平安な気持ちになれるのかもしれませんね。


私は、中学生の頃 ある仲の良い友人Aさんがいました。

彼女は、そんなに悪気はなかったと思いますが、私の容姿を否定し 時々 「あほちゃうか」と言いました。
関西人は、“あほ”という言葉を親しみを持っていうことがありますから 彼女もそういう感じで使っていたかもしれませんが、私は 言葉の裏に含まれた冗談や気持ちを察することが苦手なため、いつも そう言われるたび “私は不細工なんや‥あほなんや‥”と言葉通り まともに受け取っていました。

いつしか 彼女と関わるのが怖くなり、彼女からよく電話がかかってきたため 電話も苦手になりました。
そして、彼女との関係もなくなっていきました。


それから、色々なことがあり 私は大きな罪を犯し それをきっかけに イエス様の十字架の愛を知ることができました。

その後 出会ったある小学生の女の子がいましたが 彼女は 友人のAさんと顔が似ていて、また両親が離婚しているなどの境遇も同じでした。

その女の子と接してみて 両親が離婚していることによって、彼女が不安や悲しみを抱えていることを知り Aさんもきっと そういう気持ちだったのだと感じることができました。

そして始めて「Aさんをゆるせますように」と祈ることができました。


エス様は、人々の陰謀により 罪が無いのに十字架刑に処せられました。

そして、下着まではぎとられ つばをはかれ、罵倒され‥釘で手足を打ち抜かれて十字架にはりつけにされた時、イエス様は祈られました。

「父よ 彼らをおゆるしください。彼らは 何をしているのか自分でわからないのです。」


エス様は、ご自分を傷つけた相手のために 心からこう祈られました。

それは、怒りや憎しみをも覆い尽くす愛による祈りでした。


そして、このイエス様の祈りは、同時に私達のためのものでもあります。

私達は、生きていく上で色々な人とかかわり その中で互いに傷つけ合うことがあり‥知らず知らずのうちに、誰かを傷つけてしまうこともあるかもしれません。

エス様は、私達が犯してしまった罪‥また気づかずに犯した罪のために 代わりに罰を受けてくださいました。


エス様によってゆるされたことを知って、私達は初めて 自分にとっての敵だった人を 自分もゆるしたいと思えるのだと思います。

私は、友人のAさんを完全にはゆるせていないと感じますが、これからイエス様によって憎しみや恐れから解放されていきたいと思います。

エス様の深い愛は、私達を‥また私達の敵であった人のことも共に、包みこんでくださることを信じます。



『主(神様)が、その民の傷を包み、その打たれた傷を癒やされる。』(聖書)