水野源三さんの詩
《生きる》
神様の大きな御手の中で
かたつむりはかたつむりらしく歩み
蛍草は 蛍草らしく咲き
雨蛙は雨蛙らしく鳴き
神様の大きな御手の中で
私は私らしく生きる
《母よありがとう》
私の手となり足となり
悲しみ苦しみを一緒にになってくれた母
源三を 御国(天国)へ送ってからゆきたいと いつも話していた母
先にゆくのが すまないと言って 早春の朝 御国へ召されてしまった母
《悲しみよ》
悲しみよ悲しみよ
本当にありがとう
お前が来なかったら 強くなかったなら
私は今どうなったか
悲しみよ悲しみよ
お前が 私を この世にはない大きな喜びが変わらない平安がある主イエス様のみもとに 連れてきてくれたのだ
《ありがとう》
ものが言えない私は ありがとうのかわりにほほえむ
朝から何回もほほえむ
苦しいときも悲しいときも心からほほえむ
《木枯らし》
こがらしが吹く夕暮れは
台所から 大根と魚を煮るにおい
冷えた心を暖めるには
キリストの愛